「この世に二つとない最高のダレスバッグを作ろう」と、万双の中でも選び抜かれた職人が長期に渡り試行錯誤を繰り返し、生み出したがのこちらのダレスバッグ。 馬の鞍の美しい曲線と迫力ある存在感の実現を目指し作製、とくにトップ部分の「なで肩」のラインは、本場英国製でもほとんど見ることのできない美しさだと自負しています。
革は厚みのある英国製の本物のブライドルレザーを惜しげも無く使用、金具も全て真鍮からの削り出しによるオリジナルデザインを採用しています。
錠前もオリジナルのデザインで、ビス一つから歴史ある下町の工場で真鍮の無垢の板から削り出しています。残念ながらお見せすることはできませんが、ムーブメントもオリジナルで製作。精密機械のように精巧にできています。
親から子へ二代に渡りご愛用いただける「一生物」といえる当店の自信作です。
【錠前についてのご注意】
※商品は鍵がかかっていない状態でお送りしております。
※錠前で鍵をかける場合は鍵を深く刺し、時計回りに1回転すると鍵が閉まります。
鍵に力を入れてまわしますと鍵が中で折れてしまいますので絶対におやめください。
ブライドル 三つマチダレスのご紹介
Product introduction商品の特徴
Feature01 大きく開く開口部が荷物の出し入れを容易に
スライドボタンを下に下げるとバチンと音を立てフラップが外れますが、フラップの革がしっかりしているためバネのように持ち上がり、開閉の邪魔になりません。 また開口部はフルに開いた状態でフレームがロックしますので、内部の視認性が高く、また荷物の出し入れを容易にしています。
02 革を積み上げて削り出した持ち手が手に馴染む
世に流通しているバッグの多くは、ゴム芯やアルミ合金などに革を巻き付けて作った持ち手を採用していますが、ゴム芯では持ち手が手の汗を吸い込み老朽化しやすく、アルミ合金を芯に用いると金属の強さに表面の革が負けて破れてしまうことも。 そこで万双では、革を積み上げて削り出した持ち手を採用。革の塊を積み上げ、くり抜き、曲面を調整するという工程を経て生み出された持ち手は、手のひらへの馴染みを心地よいものにし、使い込むほどに使い手に合った持ち手へと変化していきます。
03 じっくり緩やかにエイジングするブライドルレザーを使用
世に出回っているブライドルレザーの中には、ツルっとした質感を出すために顔料仕上げを施したものもありますが、その場合、使っているうちに顔料が割れてきてしまうという問題をはらんでいます。 そこで万双では顔料を使用せず手間のかかる染料仕上げを採用、これにより使い込んでも表面の割れが発生しません。 さらにじっくり緩やかにエイジングをしていくので、ビジネスシーンでも違和感なく長く愛用いただけます。 ブライドルレザー自体がとても堅牢なので、安定感抜群で自立するところも好評をいただいております。
04 小物を仕分けられるようファスナー付きポケットを装備
ダレスバッグは古くからの仕様をそのまま継続しているものが多く、内部は仕切り板で仕切られているだけのものもあります。そのため鍵や財布、名刺入れなどの大事な小物が中で迷子になりがち。 こちらのバッグはクラシックな仕様を踏襲しつつ、ファスナー付きのポケットを装備することで、小物の収納の役に立てています。
05 バッグの輪郭を成すコバは、とことん磨きあげある
世に出回っているバッグの中には、コバ部分の処理として革を折り返して縫製したり、異素材を使って縁取りしているものもありますが、万双では溶かした蜜蝋を何度も染み込ませ徹底的に磨き込むことでシャープな輪郭を形成、さらに高級感を醸し出しています。 ピシッと一直線になったコバは、多くの方から愛していただいております。 また底面のコバは削りっぱなしで保護剤として樹脂を塗っているダレスバッグもよく見かけますが、長年使用していると樹脂が剥がれてきます。万双のダレスバッグはコバを徹底的に平らに磨きあげ、染料を塗っているため剥がれが起きることはありません。 なおキーケースの革紐のコバもきちんと磨いてあります。
06 カラーは4色展開。ご利用シーンに合わせてお選びください
カラーは「ブラック」「ダークブラウン」「キャメル」「ダークグリーン」をご用意。 これ以上ないシンプルなデザインですので、いずれのカラーもビジネスシーンにはピッタリです。ぜひお好きな色をお選びください。
革の紹介
Mansaw’s Leatherブライドルレザー
もともとは英国にて馬具用に開発された、非常に堅牢な革の一つ。万双では、本場英国の厚みのある本物の素材を使用し、重厚な仕上がりと長年ご愛用いただける耐久性を実現しています。世に出回っているブライドルレザーの中には、ツルっとした質感を出すために顔料仕上げが施されたものもありますが、使っているうちに顔料が割れてきてしまうという問題をはらんでいます。そこで万双では顔料を使用せず、より手間のかかる染料仕上げを採用。これにより表面の割れは発生せず、さらにじっくり緩やかにエイジングをするので、より長く愛用していただけます。最初は蝋が残っているため、プレケアとして乾いた柔らかい布、または柔らかめの馬毛ブラシで磨くか、万双エイジングクリームを併用して、お手入れをしていただくことをおすすめします。
革の経年変化
Leather Agingブライドルレザーキャメル
ブライドルレザーダークブラウン
ブライドルレザーネイビー
商品詳細
Detail素材 | ブライドルレザー(牛革) |
---|---|
ライニング | カーフ(ベージュ) |
サイズ | W42.6/H32.0/D14.0(cm) |
重量 | 2.1kg |
機能 | コンパートメント内部は4室構造でファスナー付きポケット×1を実装。 |
万双のおすすめ商品
万双について
About Mansou“独創的でありながら、普遍的な粋を語れる革製品メーカーであり続ける”
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
クロコダイルの革はクロム鞣しのため、タンニン鞣しと比べるとコバが綺麗に仕上がりにくく、万双では通常の倍近い時間をかけ、財布の命とも呼ばれるコバを丁寧に磨き上げ、最高に贅沢な仕上げを実現しています。
秀麗で堅牢たるステッチ
皮革製品は手縫いの方がミシン縫いより優れているように思われがちですが、手縫いが全てにおいて優れている訳ではありません。
万双は、手縫いとミシン縫い両方の長所を兼ね備えた縫製に拘り続けました。
その結果、万双が採用しているのが「菱縫い」。
刃物で切るように、スッと革に菱型の縫い目を開け、ここに糸を通してキュッと締め上げると、糸が斜めになって収まる。これを丹念に繰り返していくと、一目一目が綺麗に斜めになった縫い目ができあがります。
「見た目が美しく耐久性に優れたステッチ」。
これが万双の「菱縫い」の特徴です。
厳選された部品の数々
商品細部にこだわり、実用性とデザイン性のバランスを絶えず意識しながら、最高品質の製品を提供する万双。
この飽く無き追求心は、製品の細部にも宿っています。
たとえば、鞄の持ち手。一般的にはゴム芯やアルミ合金などに革を巻き付けて作られるものが多いのですが、万双が採用しているのは、革を積み上げ削り出した持ち手。
革の塊を積み上げた後にくり抜き、さらに鉋を用いて曲面を調整。こうして生み出された持ち手は、手のひらへの馴染みが心地良く、また使い込むほどに、使い手に合ったハンドルへと変化していくのです。
そのほかにも、鞄に使用する金属は、すべて真鍮の削り出しを使用するなど、万双では、常に製品全体のバランスを考え、労を惜しむことなく、何を採用するのが最善であるかを常に考え製作を行っております。
手間を惜しまないコバ処理
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
万双では、製品をご購入いただいたお客様と共に製品を育てていくという考えに基づき、コバ処理には一切の妥協をいたしません。
拘り抜いた道具
使用する道具は、ヨーロッパ製から日本製まで世界各国の厳選された逸品が並びます。
職人は、自分のスタイルにあった道具を選び、自分自身の確立されたスタイルで製品を組み上げるのです。
また、持ち合わせの道具では上手く製品を組み上げることが困難な場合、職人自らが、何年もかけて納得のいく道具へと改良を施します。
徹底的に完璧な組み上げにこだわった、万双の職人らしい発想であると思います。
万双が、あえて製品にブランドマークを刻まない理由
万双の使命は革に新たな息吹を与え、末永くご愛用頂ける製品を提供し、お客様と共に育んでいくことであると考えております。
革は、身につけていくうちに、ご自身だけの皺や傷が刻まれ表情が変わっていきます。
万双が、あえてブランドマークを製品に刻まなくとも、ご自身の生きた軌跡が革に刻まれていくのです。
情熱至上主義
技術の修得は、職人になるために必要不可欠です。時間をかけて経験を積めば、職人の基礎的な技術は身に付ける事ができるでし。しかし、技術と経験に加えて忘れてはいけないのが「情熱」。
本当に才能のある職人は、対象物に対して「情熱」を持ち続ける職人の事を指すのではないでしょうか。
製品の企画、組み上げ、メンテナンス、全てに全力で取り組む万双の職人。
万双は職人の高い技術と経験、そして「情熱」によって支えられているのです。