ブライドルレザーのダレスバッグ。その特徴やお手入れ方法について。

ダレスバッグの定番素材と言えば、ブライドルレザーですよね。
よく知られているように馬具用として開発されただけあり、非常に堅牢で耐久性が高いのがブライドルレザーの特長。
また使い込むほど艶が増す、その独特の経年変化も魅力の一つです。
ここではブライドルレザーを使ったダレスバッグの特徴や魅力、適切なお手入れ方法などについてご紹介します。
ブライドルレザー ダレスバッグをお探しの方は、ぜひご覧ください。
使い込んでも型崩れしにくい、ブライドルレザーのダレスバッグ。
ブライドルレザーの最大の特徴と言えば「硬さ」。
製造時に折り曲げるのに一苦労するほどですが、その硬さが、他の革では実現が難しいメリットを生み出しています。
他の革の場合、ダレスバッグを製品化する際に型崩れを防ぐために芯材を使いますが、ブライドルレザーは厚く硬いので芯材を使う必要がほとんどありません。
このため、ブライドルレザーの魅力を十分に味わえるダレスバッグに仕上がります。
ちなみにブライドルレザーは、クリームを使った手入れなどをすることで、多少は柔らかくなることがありますが、基本的にブライドルレザーの硬さは、使い込んでもほとんど変わらないとお考えください。
使い込むほど艶が増し、革本来の色味になるブライドルレザーのダレスバッグ。
ブライドルレザーの特徴的なエイジング(経年変化)の一つに、色の変化があります。
革の加工時に塗り込まれた「ブライドルグリース」成分が凝固して浮き出た白い粉(ブルーム)が、長く使い続けることで革に馴染んで落ちていき、ブライドルレザー本来の色味を楽しめるダレスバッグへと“進化”していきます。
また植物性由来のタンニンで鞣されたブライドルレザーは、使い込むことで酸化し、革に艶が出てきます。
タンニンは非常に高価な上に、鞣しに時間を必要としますが、タンニンで鞣されたブライドルレザーのダレスバッグは、使い込むほどエイジング(経年変化)を楽しむことができます。
ブライドルレザー ダレスバッグの最適な手入れ方法について。
ブライドルレザーは、水分が革に浸透するのを防ぐと同時に革の強度を保つために、蜜蝋と動物油脂を混ぜ合わせた「ブライドルグリース」が何度も塗り込まれています。
そのためダレスバッグの使い始めは、柔らかい布やブラシなどでさっと埃を払うだけで、手入れとしては十分。
むしろ新品で購入してすぐにクリームやワックスなどで油分を追加してしまうと、艶が失われる可能性があるので要注意です。
また使い始めたら、柔らかい布地などで乾拭きし、埃や指紋などを拭き取る程度で問題ありません。
ただし、ダレスバッグの革の表面に毛羽立ちや乾燥などが見られたら、クリームなどを使ってすぐにお手入れをしましょう。
なお汚れ落としの成分を含むクリームなどは変色の恐れがあるので、なるべく使用を控えてください。
万双のブライドルレザー ダレスバッグの特徴。
万双では「本物のダレスバッグ」を追求して製作した「ブライドル 三つマチダレス」「ブライドル 二つマチダレス」の他にも、「ダレスバッグらしくないダレスバッグ」と評判の、スマートな「ブライドル細マチダレス」をご用意しています。
いずれも、あえて手間のかかる染料仕上げを施したブライドルレザーを採用。これにより使い込んでも表面の割れが発生せず、さらにじっくり緩やかにエイジングをしていくという特徴があります。
なお使い始めの際に革表面にブルームが浮き出ていますが、人の手の体温や擦れなどで自然となくなっていきます。その際に色むらが生じますが、自然に馴染むのを待つか、気になるようでしたらブラッシングで綺麗に落とすことも可能です。