これまで万双ではクロコダイルとブライドルレザーを使用したアップルウォッチバンドを提供してきましたが、デザインのバリエーションを増やすことでウォッチバンドの「着せ替え」を楽しんでいただけたら、という想いからカジュアルテイストの一本をご提案させていただくことにしました。
ご覧の通り、紐状の革を手作業により丁寧に編み込みメッシュ状にすることで、革を使ったバンドながら、よりカジュアルな雰囲気に仕上げています。革の質感を堪能しながらも、ポップな雰囲気を楽しみたいという方におすすめの一本です。
商品の特徴
Feature01 肉厚で摩擦耐久力に優れたバッファローカーフを使用
そのカジュアルな質感や雰囲気が、メッシュベルトとの相性抜群のバッファローレザー。肉厚で非常に摩擦耐久力が高く、ぞれでいてカーフ特有の柔らかさがウォッチバンドに最適です。
そしてこの革のもう一つの魅力が「エイジングの早さ」。ほんの少しの摩擦でも豊かな艶が出てきますので、その表情の変化もお楽しみください。
02 一本一本に芯材を入れて革で包み込むという贅沢
一般に出回っているメッシュベルトは、切りっぱなしの革を使っていますが、こちらは一本一本に芯材を入れ革で巻き込んでから巻き込むという作業を施しています。
これにより表裏ともに革の銀面(表面)で構成することができ、さらにふっくらと丸みを伴った上品な仕上がりに。
そのぶん手間も材料も倍になりますが、切りっぱなしに比べて伸びにくく、耐久性もグンと上がるのです。
03 剣先まで編み込みを施した「手編み」の証
こちらのメッシュベルトは、紐状の革(44mmは8本 40mmは6本)一本一本を手作業により丁寧に編み上げています。
機械編みのバンドは製造上の都合から、剣先に先革や先金具が取り付けられていますが、こちらは剣先までしっかりメッシュ状に。これが手編みの証でもあります。
04 ジョイント部にも強度の高い貴重な革を使用
メインとなる編み込み部分だけでなく、ジョイント部の革にも手を抜かないのが万双のやり方。
こちらのウォッチバンドのジョイント部には、成牛のショルダー部分の硬い部分を使った「ブッテーロ」を採用。 一頭の牛から肩の部分の革はそれほど取れないだけに貴重な革となりますが、ハリとコシがあり、経年変化も美しい素敵な革であることから、敢えてこちらを選んでいます。
05 ベルト幅は2種類、カラーは3種類の中からお選びいただけます
幅は44mmと40mmの2種類ご用意(※シリーズ4以降のApple Watch規格です)。
バックルはシルバーのみで、ステンレスにマット加工を施すことでカジュアル感を演出しています。
カラーは「ブラック」「ダークブラウン」「キャメル」の3色をご用意。
パーソナルカラーやお好きな色と合わせてお選びください。
革の紹介
Mansaw’s Leatherバッファローカーフ
水牛の革であるバッファローは、家畜革として流通している代表的な皮革の羊・山羊・牛と比べ、銀面(革の表面)の強度がダントツに高いのが特徴です。また水牛の革ですので、比較的水に強いのも魅力の一つ。通常、牛革の場合は革を半分に切り分けた「半裁」を使用しますが、バッファローカーフは仔牛の革だけに小さく、「丸革」(一頭丸ごと)を使用。それだけ贅沢と言えます。肉厚で丈夫というワイルドさと、カーフならではの柔らかさという相反する要素を伴った、非常にユニークな革な革になります。原皮の段階からオイルを十分に含んでいるため、基本的なケアは乾拭き程度でかまいません。使い込んで革の乾燥が気になるようになったら、万双エイジングクリームでお手入れしていただくことをおすすめします。なおクリームを入れ過ぎると、革が極端に柔らかくなる場合がありますので、クリームの使用量にご注意ください。
商品詳細
Detail素材 | クラシックバッファロー |
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ライニング | なし |
サイズ | 110mm×73mm(cm) |
重量 | 12g |
機能 | Apple Watch Series1,2,3,4,5,6,7,SE対応規格/42・44・45mm用 バックルはシルバー |
万双のおすすめ商品
万双について
About Mansou“独創的でありながら、普遍的な粋を語れる革製品メーカーであり続ける”
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
クロコダイルの革はクロム鞣しのため、タンニン鞣しと比べるとコバが綺麗に仕上がりにくく、万双では通常の倍近い時間をかけ、財布の命とも呼ばれるコバを丁寧に磨き上げ、最高に贅沢な仕上げを実現しています。
秀麗で堅牢たるステッチ
皮革製品は手縫いの方がミシン縫いより優れているように思われがちですが、手縫いが全てにおいて優れている訳ではありません。
万双は、手縫いとミシン縫い両方の長所を兼ね備えた縫製に拘り続けました。
その結果、万双が採用しているのが「菱縫い」。
刃物で切るように、スッと革に菱型の縫い目を開け、ここに糸を通してキュッと締め上げると、糸が斜めになって収まる。これを丹念に繰り返していくと、一目一目が綺麗に斜めになった縫い目ができあがります。
「見た目が美しく耐久性に優れたステッチ」。
これが万双の「菱縫い」の特徴です。
厳選された部品の数々
商品細部にこだわり、実用性とデザイン性のバランスを絶えず意識しながら、最高品質の製品を提供する万双。
この飽く無き追求心は、製品の細部にも宿っています。
たとえば、鞄の持ち手。一般的にはゴム芯やアルミ合金などに革を巻き付けて作られるものが多いのですが、万双が採用しているのは、革を積み上げ削り出した持ち手。
革の塊を積み上げた後にくり抜き、さらに鉋を用いて曲面を調整。こうして生み出された持ち手は、手のひらへの馴染みが心地良く、また使い込むほどに、使い手に合ったハンドルへと変化していくのです。
そのほかにも、鞄に使用する金属は、すべて真鍮の削り出しを使用するなど、万双では、常に製品全体のバランスを考え、労を惜しむことなく、何を採用するのが最善であるかを常に考え製作を行っております。
手間を惜しまないコバ処理
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
万双では、製品をご購入いただいたお客様と共に製品を育てていくという考えに基づき、コバ処理には一切の妥協をいたしません。
拘り抜いた道具
使用する道具は、ヨーロッパ製から日本製まで世界各国の厳選された逸品が並びます。
職人は、自分のスタイルにあった道具を選び、自分自身の確立されたスタイルで製品を組み上げるのです。
また、持ち合わせの道具では上手く製品を組み上げることが困難な場合、職人自らが、何年もかけて納得のいく道具へと改良を施します。
徹底的に完璧な組み上げにこだわった、万双の職人らしい発想であると思います。
万双が、あえて製品にブランドマークを刻まない理由
万双の使命は革に新たな息吹を与え、末永くご愛用頂ける製品を提供し、お客様と共に育んでいくことであると考えております。
革は、身につけていくうちに、ご自身だけの皺や傷が刻まれ表情が変わっていきます。
万双が、あえてブランドマークを製品に刻まなくとも、ご自身の生きた軌跡が革に刻まれていくのです。
情熱至上主義
技術の修得は、職人になるために必要不可欠です。時間をかけて経験を積めば、職人の基礎的な技術は身に付ける事ができるでし。しかし、技術と経験に加えて忘れてはいけないのが「情熱」。
本当に才能のある職人は、対象物に対して「情熱」を持ち続ける職人の事を指すのではないでしょうか。
製品の企画、組み上げ、メンテナンス、全てに全力で取り組む万双の職人。
万双は職人の高い技術と経験、そして「情熱」によって支えられているのです。