こちらの手帳カバーは表革にブライドル、内装は全てヌメの革張りを採用した堅牢な一品。また金具や装飾を一切使用していないシンプルなデザインとなっていますので、流行などに関係なく長くお使いいただけますし、ぜひ女性にも使っていただきたいと思います。 また中央に手帳を留めるリングがないので、紙面全体に書き込むことが可能です。
ペンホルダーはもちろんのこと、カード入れ×1 あおりポケット×1を実装していますので、名刺入を持たずに打ち合わせや商談にのぞむことも可能です。
※サイズはW16.0/H23.0/D3(cm)となります。
※中身の手帳は別売りとなっております。
ブライドル手帳カバー(A5)のご紹介
Product introduction商品の特徴
Feature01 じっくり緩やかにエイジングするブライドルレザーを使用
世に出回っているブライドルレザーの中には、ツルっとした質感を出すために顔料仕上げを施したものもありますが、その場合、使っているうちに顔料が割れてきてしまうという問題をはらんでいます。 そこで万双では顔料を使用せず手間のかかる染料仕上げを採用、これにより使い込んでも表面の割れが発生しません。 さらにじっくり緩やかにエイジングをしていくので、ビジネスシーンでも違和感なく長く愛用いただけます。
02 一枚革を大胆に贅沢に
通常こうした手帳カバーの場合、背部分で革を継ぎ接ぎすることが多いですが、こちらは大胆かつ贅沢に一枚革で展開。継ぎ接ぎしないことで美しい背の膨らみを実現しています。 またこちらは革のサイズが大きいため、縫製やコバ磨きの距離が長くなり、非常に神経を使う作業を必要とします。
03 手帳カバーにふさわしい革の厚みを追求
手帳カバーの場合、機能性を求めて革の厚さを薄く設計し過ぎると、堅牢性が維持できず長年の使用に耐えることができません。 逆に厚過ぎると「革が手帳に勝ってしまう」状態になり、書き心地が損なわれてしまいます。そのため革の選定と加工には細心の注意と技術を注入いたしました。
04 言うことを聞かない硬い革に針を真っ直ぐ落とす
皮革製品は手縫いの方がミシン縫いより優れているように思われがちですが、手縫いが全てにおいて優れている訳ではありません。 万双では、手縫いとミシン縫い両方の長所を兼ね備えた縫製にこだわった結果、「菱縫い」を採用していますが、ブライドルレザーのように繊維が締まった硬い革は、簡単に言うことを聞いてくれません。 真っ直ぐ針を落とさないとすぐに針が折れてしまうため、一針一針、丁寧にじっくりとミシンを走らせています。
05 手間を惜しまないコバ処理がもたらす美しさ
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。 こちらの手帳カバーのように分厚いブライドルレザーとヌメ革を重ね、ズレないよう貼り合わせてコバを磨き上げるのは、非常に手間のかかる作業を必要とします。
革の紹介
Mansaw’s Leatherブライドルレザー
もともとは英国にて馬具用に開発された、非常に堅牢な革の一つ。万双では、本場英国の厚みのある本物の素材を使用し、重厚な仕上がりと長年ご愛用いただける耐久性を実現しています。世に出回っているブライドルレザーの中には、ツルっとした質感を出すために顔料仕上げが施されたものもありますが、使っているうちに顔料が割れてきてしまうという問題をはらんでいます。そこで万双では顔料を使用せず、より手間のかかる染料仕上げを採用。これにより表面の割れは発生せず、さらにじっくり緩やかにエイジングをするので、より長く愛用していただけます。最初は蝋が残っているため、プレケアとして乾いた柔らかい布、または柔らかめの馬毛ブラシで磨くか、万双エイジングクリームを併用して、お手入れをしていただくことをおすすめします。
革の経年変化
Leather Agingブライドルレザーキャメル
ブライドルレザーダークブラウン
ブライドルレザーネイビー
商品詳細
Detail素材 | ブライドルレザー(牛革) |
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ライニング | ヌメ革(ベージュ) |
サイズ | W16.0/H23.0/D3(cm) |
重量 | 115g |
機能 | カード入れ×1、あおりポケット×1、ペンホルダー×1を実装。 |
万双のおすすめ商品
万双について
About Mansou“独創的でありながら、普遍的な粋を語れる革製品メーカーであり続ける”
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
クロコダイルの革はクロム鞣しのため、タンニン鞣しと比べるとコバが綺麗に仕上がりにくく、万双では通常の倍近い時間をかけ、財布の命とも呼ばれるコバを丁寧に磨き上げ、最高に贅沢な仕上げを実現しています。
秀麗で堅牢たるステッチ
皮革製品は手縫いの方がミシン縫いより優れているように思われがちですが、手縫いが全てにおいて優れている訳ではありません。
万双は、手縫いとミシン縫い両方の長所を兼ね備えた縫製に拘り続けました。
その結果、万双が採用しているのが「菱縫い」。
刃物で切るように、スッと革に菱型の縫い目を開け、ここに糸を通してキュッと締め上げると、糸が斜めになって収まる。これを丹念に繰り返していくと、一目一目が綺麗に斜めになった縫い目ができあがります。
「見た目が美しく耐久性に優れたステッチ」。
これが万双の「菱縫い」の特徴です。
厳選された部品の数々
商品細部にこだわり、実用性とデザイン性のバランスを絶えず意識しながら、最高品質の製品を提供する万双。
この飽く無き追求心は、製品の細部にも宿っています。
たとえば、鞄の持ち手。一般的にはゴム芯やアルミ合金などに革を巻き付けて作られるものが多いのですが、万双が採用しているのは、革を積み上げ削り出した持ち手。
革の塊を積み上げた後にくり抜き、さらに鉋を用いて曲面を調整。こうして生み出された持ち手は、手のひらへの馴染みが心地良く、また使い込むほどに、使い手に合ったハンドルへと変化していくのです。
そのほかにも、鞄に使用する金属は、すべて真鍮の削り出しを使用するなど、万双では、常に製品全体のバランスを考え、労を惜しむことなく、何を採用するのが最善であるかを常に考え製作を行っております。
手間を惜しまないコバ処理
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
万双では、製品をご購入いただいたお客様と共に製品を育てていくという考えに基づき、コバ処理には一切の妥協をいたしません。
拘り抜いた道具
使用する道具は、ヨーロッパ製から日本製まで世界各国の厳選された逸品が並びます。
職人は、自分のスタイルにあった道具を選び、自分自身の確立されたスタイルで製品を組み上げるのです。
また、持ち合わせの道具では上手く製品を組み上げることが困難な場合、職人自らが、何年もかけて納得のいく道具へと改良を施します。
徹底的に完璧な組み上げにこだわった、万双の職人らしい発想であると思います。
万双が、あえて製品にブランドマークを刻まない理由
万双の使命は革に新たな息吹を与え、末永くご愛用頂ける製品を提供し、お客様と共に育んでいくことであると考えております。
革は、身につけていくうちに、ご自身だけの皺や傷が刻まれ表情が変わっていきます。
万双が、あえてブランドマークを製品に刻まなくとも、ご自身の生きた軌跡が革に刻まれていくのです。
情熱至上主義
技術の修得は、職人になるために必要不可欠です。時間をかけて経験を積めば、職人の基礎的な技術は身に付ける事ができるでし。しかし、技術と経験に加えて忘れてはいけないのが「情熱」。
本当に才能のある職人は、対象物に対して「情熱」を持ち続ける職人の事を指すのではないでしょうか。
製品の企画、組み上げ、メンテナンス、全てに全力で取り組む万双の職人。
万双は職人の高い技術と経験、そして「情熱」によって支えられているのです。