「水染めコードバンなら、レーデルオガワ」と言われる理由。
数多くの革小物ブランドから愛されている、水染めのコードバン。
それを手がける「レーデルオガワ」の名前を耳にしたことがある方は多いと思います。
ここでは、レーデルオガワと、同社が手がける「水染めコードバン」の特徴や魅力についてご紹介しています。
ご一読いただければ、日本の「水染めコードバン」が世界中から高い評価を得ている理由の一端を知ることができると思いますよ。
レーデルオガワは、「タンナー」ではなく「フィニッシャー」。
たまに勘違いされる方がいらっしゃいますが、レーデルオガワは、コードバンのタンナーではありません。
40年以上にわたり、東京近郊でコードバンのみを染色加工している「フィニッシャー」と呼ばれる存在です。
国内タンナーで鞣された「クラスト」と呼ばれるコードバンを仕入れて、乾燥後に再びオイルを注入。その後にグレージングや水染めを行い、ワックスコーティングと磨きを施して完成。数々の有名ブランドから愛されるコードバンを生産し続けています。
レーデルオガワが手がける「水染めコードバン」とは。
レーデルオガワと言えば「水染めコードバン」(別名「アニリン染めコードバン」)が有名です。
水染めとは、幾重にも色を重ねて染めていく方法で、非常に時間と手間がかかる染色方法です。
染色の際に、顔料等を革の表面に吹き付けるのではなく、染料を含んだ水に革をじっくりと浸して染色。それによりコードバン特有の張りをキープしたまま、独特の光沢感と透明感、奥行きを感じさせる色合いを表現しています。
高い職人技術を必要とする「水染めコードバン」を作れるタンナーやフィニッシャーは、世界でもわずかしか存在せず、なかでもレーデルオガワが手がける「水染めコードバン」は、世界的にも最高峰の評価を得ています。
レーデルオガワの「水染めコードバン 」の魅力について。
「水染めコードバン」の最大の特徴であり魅力なのが、その美しい艶感。
独特の染色加工技術によって、人工的な艶ではなく、コードバン本来の特性をそのまま活かすことによって生み出される、自然な艶が魅力です。
吸い込まれるような透明感や、使い込むうちにさらに美しくなる光沢は、水染めが施されたコードバンならではの特徴と言っていいでしょう。
なお「水染めコードバン」は、自然な革の手触りを楽しめるよう、革表面にほとんどコーティングを施していません。そのため、水分が直接繊維に入り込んでしまい、そのまま放置するとシミや水ぶくれになってしまうこともあります。水に濡れたときは、すぐに水分を拭きとるようにしてください。
万双では、レーデルオガワの「水染めコードバン 」を採用しています。
ブランド立ち上げ時から採用している、レーデルオガワの「水染めコードバン 」。
名刺入れや財布、定期入れにシューホーン、キーケースや手帳、アップルウォッチバンドなど様々な革小物を展開。カラーは「ネイビー」と「ボルドー」をご用意しています。
いずれも、長年コードバンにこだわり続けてきた職人達による、技術の結晶とも呼べる素晴らしい仕上がりを堪能できます。
レーデルオガワの「水染めコードバン」製品をお探しであれば、ぜひご覧ください。