男性の身体に美しくフィットする、キレイな三日月型のフォルムを作り上げるに大変な時間を費やし、何度も型紙を起こし試作を作ることで、このフォルムに辿り着きました。 人間工学に基づき作製しているので違和感なく体にフィットし、負荷がかからない仕様になっています。 また最も負荷がかかるショルダーストラップは、ナイロンなどの異素材を使わず、革を2枚貼り合わせて縫製しコバ磨きまで手がけています。手間もコストもかかりますが、安心してご利用いただくための万双としてのこだわりです。 ストラップの金具なども高級感があり、小さいながら他のバッグ同様、所有感を味わうことが出来るボディバッグです。
実際にご利用になったお客様が驚かれるのが、見た目以上の収納力。 大きなお財布や、スマートフォンなどはもちろん、コンパクトな折りたたみ傘なども入るので、ちょっとしたお出かけに十分にお役に立てます。 また敢えてバッグの表裏を作らず、どちらを表にしても使えるようポケットを装備しているので、ご自由にお使いください。
ボディバッグのご紹介
Product introduction商品の特徴
Feature01 使い込むほど革に染み込んだオイルで艷やかな表情に
何ヶ月もかけ、革の中にオイルを染み込ませ一枚一枚手作りで作られたシモーネ(オイルド・レザー)を使ったバッグは、使い込めば使い込むほど、革に染み込んだオイルが表面を艶やかな表情に変えてくれます。 万双では、ヨーロッパの腕利きタンナーに特注した革を使用し、革本来の特色を生かすため手鞣し・手染めを施しています。 そのため新品時でも、傷や色ムラなどがある場合も。その反面、使い込む事によって傷は薄れ色や艶が増していくという特徴があるので、どんどん使い込んでいただければと思います。
02 敢えて内装に革を使わず軽量化を図る
こちらのバッグの内装には通常はバッグの表地に使う強度の高いナイロンを採用し、あえて革を使用していません。 内装まで革にしてしまうと重くなってしまうためです。また中に入れた荷物を傷つけにくいという利点もあります。 革にとことんこだわるのが万双ですが、それ以上にお客様の使い勝手にも配慮して商品を企画しています。
03 利用シーンを考えポケットにこだわる
中は一室ですが、表面にもファスナー付きポケットとホック付きポケットを配置。 メインコンパートメントに収容すると迷子になってしまいそうな、鍵やペンなどの小物を収納するのに最適なサイズにするなど、より荷物を小分けできるように設計しています。
04 最高級のバッグには最高級のファスナーを
こちらのバッグのファスナーには、YKKの金属ファスナーの中で最も高級な「EXCELLA_(エクセラ)」を採用しています。 エレメント(土台の噛み合うパーツ)の一つ一つに入念に磨きをかけているため、スライダーの滑りもとても滑らかであり、強度にも優れ、そして何と言っても高級感がずば抜けています。 そのぶんお値段は通常のメタルファスナーの2~3倍ほどしますが、最高級のバッグには最高級のファスナーがふさわしいと考え、採用しています。
05 手間をかけてでも玉縁に芯材を使わない理由
世に出回っている多くのバッグは、へり部分を細い帯状の革でくるむ「玉縁」の芯材としてプラスチックなどを使用しますが、万双では芯材を一切使用せず革のみで形成しています。 玉縁が切れた際に芯材が飛び出してくることを防ぐためです。 革のみで玉縁を形成するのは、芯材を使用する作業の数倍手間がかかりますが、購入いただいたバッグが、いつまでもお客様の良き相棒として役目を果たすために手を抜けないのです。
06 カラーは5色展開。ご利用シーンに合わせてお選びください
カラーは「ブラック」「ダークブラウン」「キャメル」「ネイビー」「グリーン」をご用意。 これ以上ないシンプルなデザインですので、いずれのカラーもビジネスシーンにはピッタリです。ぜひお好きな色をお選びください。
革の紹介
Mansaw’s Leatherシモーネ
何ヶ月もかけてオイルを染み込ませ、一枚一枚手作りで作られた高級オイルドレザー。革に染み込んだオイルが徐々に表面を艶やかな表情に変え、使い込むほどに愛着を感じていただけます。万双で使用している革は、厳選されたヨーロッパのタンナーによる特注品。革本来の特色を生かすため、手鞣し、手染めを施しています。そのため、傷もあれば色落ちする事もありますが、その反面、使い込むことによって傷も薄れ、色や艶が増してくるのが大きな魅力です。ご使用当初は、お手入れのために重ねて革クリームを塗布していただく必要はなく、柔らかい布で乾拭きを繰り返すだけで艶やかな光沢が生まれ、使えば使うほどに味わいが増してきます。ある程度ご使用いただき、表面がカサついてきたと感じられましたら、万双エイジングクリームにてお手入れを行ってください。
商品詳細
Detail素材 | シモーネ(牛革) |
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ライニング | ナイロン |
サイズ | W38.0/H10.0/D11(cm) |
重量 | 0.6kg |
機能 | 外側にファスナー付きポケット×1とホック付きポケット×1を実装。ショルダーストラップの長さは最短:31.0cm 最長:50.0cm。 |
万双のおすすめ商品
万双について
About Mansou“独創的でありながら、普遍的な粋を語れる革製品メーカーであり続ける”
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
クロコダイルの革はクロム鞣しのため、タンニン鞣しと比べるとコバが綺麗に仕上がりにくく、万双では通常の倍近い時間をかけ、財布の命とも呼ばれるコバを丁寧に磨き上げ、最高に贅沢な仕上げを実現しています。
秀麗で堅牢たるステッチ
皮革製品は手縫いの方がミシン縫いより優れているように思われがちですが、手縫いが全てにおいて優れている訳ではありません。
万双は、手縫いとミシン縫い両方の長所を兼ね備えた縫製に拘り続けました。
その結果、万双が採用しているのが「菱縫い」。
刃物で切るように、スッと革に菱型の縫い目を開け、ここに糸を通してキュッと締め上げると、糸が斜めになって収まる。これを丹念に繰り返していくと、一目一目が綺麗に斜めになった縫い目ができあがります。
「見た目が美しく耐久性に優れたステッチ」。
これが万双の「菱縫い」の特徴です。
厳選された部品の数々
商品細部にこだわり、実用性とデザイン性のバランスを絶えず意識しながら、最高品質の製品を提供する万双。
この飽く無き追求心は、製品の細部にも宿っています。
たとえば、鞄の持ち手。一般的にはゴム芯やアルミ合金などに革を巻き付けて作られるものが多いのですが、万双が採用しているのは、革を積み上げ削り出した持ち手。
革の塊を積み上げた後にくり抜き、さらに鉋を用いて曲面を調整。こうして生み出された持ち手は、手のひらへの馴染みが心地良く、また使い込むほどに、使い手に合ったハンドルへと変化していくのです。
そのほかにも、鞄に使用する金属は、すべて真鍮の削り出しを使用するなど、万双では、常に製品全体のバランスを考え、労を惜しむことなく、何を採用するのが最善であるかを常に考え製作を行っております。
手間を惜しまないコバ処理
手間ひまをかけて丁寧にコバ処理がされている製品は、コバが傷ついてしまっても何度でも磨き直しが可能なため、何十年と使用された製品も、コバ磨きをすることで再び輝きを取り戻し、長くお使いいただくことができます。
万双では、製品をご購入いただいたお客様と共に製品を育てていくという考えに基づき、コバ処理には一切の妥協をいたしません。
拘り抜いた道具
使用する道具は、ヨーロッパ製から日本製まで世界各国の厳選された逸品が並びます。
職人は、自分のスタイルにあった道具を選び、自分自身の確立されたスタイルで製品を組み上げるのです。
また、持ち合わせの道具では上手く製品を組み上げることが困難な場合、職人自らが、何年もかけて納得のいく道具へと改良を施します。
徹底的に完璧な組み上げにこだわった、万双の職人らしい発想であると思います。
万双が、あえて製品にブランドマークを刻まない理由
万双の使命は革に新たな息吹を与え、末永くご愛用頂ける製品を提供し、お客様と共に育んでいくことであると考えております。
革は、身につけていくうちに、ご自身だけの皺や傷が刻まれ表情が変わっていきます。
万双が、あえてブランドマークを製品に刻まなくとも、ご自身の生きた軌跡が革に刻まれていくのです。
情熱至上主義
技術の修得は、職人になるために必要不可欠です。時間をかけて経験を積めば、職人の基礎的な技術は身に付ける事ができるでし。しかし、技術と経験に加えて忘れてはいけないのが「情熱」。
本当に才能のある職人は、対象物に対して「情熱」を持ち続ける職人の事を指すのではないでしょうか。
製品の企画、組み上げ、メンテナンス、全てに全力で取り組む万双の職人。
万双は職人の高い技術と経験、そして「情熱」によって支えられているのです。